篠山市大谷の陶芸家、平山元康さん(45)が、美術研究家、柳宗悦が創設した日本民藝館(東京都)で行われた全国公募展「日本民藝館展」で奨励賞を受賞した。2009年に初入選し、以来連続入選を続ける中で、初めての奨励賞。平山さんは、「やっと入り口に立てた。ここからさらに踏み越えたところから、より良いものができてくると思う」と受賞を喜んでいる。
同展は、伝統的な技術を継承する手仕事と、新しい生活工芸の発展をはかるために実施。暮らしに役立つ工芸品を募り、入選以上は、同館で展示・販売される。
陶磁のほか、織物や染物、木漆工などさまざまなジャンルがあり、今年度は267人から1312点の出展があった。
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