明日やっと彼女が帰ってくる。そう、小学校生活の中で上位に入るであろう「自然学校」という一大イベントに先週金曜日から市島町内の小学5年生たちが行っている。同じクラスは9人で、なんともこぢんまりとした仲良しメンバー。その子たちが他の学校の子たちと交じって、4泊5日の野外活動をし、帰ってくるのだ。
行く前から女子らしく服装準備には余念なく、数週間前からワクワク、ドキドキが始まり、数日前からは緊張のせいか少々ナイーヴになっていた。そりゃ親から離れ、知らない子たちと一緒に寝食を共にし、協力して様々な事をするなんて凄いこと。家を出る前、ギュッとハグをしたら「やめてよ!」って嫌がられたが、テーブルに「お父さん、お母さん、ひろき大好き!自然学校に行ってきます」ってメモが残されていた。彼女なりの気合と愛情を感じ、思わず涙がポロリ。弟くんも物足りないようで、面白くなさそう。ふとした時に「どうしとってかな」とポツリ。
初日、肌寒く風邪をひいてないかな?2日目、飯盒炊さんできたかな?お友だちできたかな?お風呂大丈夫かな?3日目、日本海の民宿はどんなかな?みりん干し作れたかな?4日目、カヌーは満喫してるかな?
そして明日帰ってくるという夕飯時、「これ、絶対好きやわ。帰って来たら作ってやり」って、父ちゃんポツリ。たくさんの経験を積んで、きっと笑顔で帰ってくるよ!みんな明日の夕飯は楽しい土産話で満腹さ!
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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