句会のために丹波へ帰るとき、どのカバンにしようか迷う。一泊なので大した荷物はない。着替え一組、化粧道具、泊った翌朝用のパンと果物、句会用の電子辞書と車中用の本など。句会場への送迎をしてくれる句友が「買い物あったらスーパーへ寄るわ」と言ってくれるが、たった一泊だし、残ると困るからということでパス。
さて、いつもは小さめのキャリーバッグにするのだが、これだと常にエレベーターかエスカレートに乗らないとつらい。以前キャリーバッグを提げて急いで階段を駆け降りて捻挫したこともある。そこでリュックも選択肢に。リュックといえば、私の年代だと遠足のイメージ。ところが先月末、茅ヶ崎からの帰り、横浜のホテルに泊まった時のこと。朝食会場の真下の動く歩道を、通勤の人たちが列をなして移動中。「そうか今日は月曜だからなあ、我々は毎日が日曜だけど大変だなあ」などと、夫と朝食バイキングをゆったり。「ねぇ、女性も男性もリュックの人が多いと思わない?かっこいいね」「そういえばそうだね」「私も今度丹波へ行くときリュックにしてみようかな」「両手が空くから転んでも手を付けるから顔面強打はないかもね」。
というわけで、ガマ口開きになっていて、出し入れ簡単なリュックで丹波へ。両横のポケットにはペットボトルと日傘。ショルダーバッグを斜め掛けすると、まさに「おばあさんの遠足スタイル」。但し背中が暑くて若干肩こり気味。
でも、句会員から貰った飼育箱入りの鈴虫も楽々持ち帰れました。
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