写真・ラオスの北部の村で、ものづくりの様子や日常を撮影した写真展を開いている前川さん=篠山市今田町上立杭で
兵庫県篠山市大沢の前川佐知さん(38)が、兵庫陶芸美術館(同市今田町上立杭)内のコミュニティギャラリーで「ラオス写真展」を開いている。数カ月ごとにラオスへ赴き、少数民族の村を訪ねて、伝統染織技術や日常生活を記録している前川さん。「昔の日本をほうふつとさせる素朴で野性味のある風景や情景を写真で楽しんでもらえたら」と話している。8月27日まで。開場時間は午前10時―午後5時(最終日は午後4時半まで)。
大学、大学院で染織を学んだ前川さん。在学中の2000年、ラオスへ旅行に行ったときにこの国の染織文化に魅せられた。04年から約4年間、ラオスに滞在。以後、篠山とラオスを半年ごとに往復しながら、少数民族の伝統染織を求めて、ラオス全土をバイクで旅している。
7回目となる写真展。今回は昨年11月から今年の5月にかけて、ラオス北部の村で撮影してきた写真36枚をA4サイズで展示している。
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