写真・唐箕を使い、黒ごまを選別する芦田組合長(左)と松岡さん=丹波市春日町野村で
「丹波黒ごま生産組合」(芦田美智則組合長)が11月25、26の両日、丹波ひかみ農協春日営農経済センターで黒ごまの集荷を行った。組合員が持ち込んだ黒ごまを、等級ごとに選別した。
同組合が全量出荷しているごま製造加工会社「和田萬商店」(大阪市)の松岡義仁さんが立ち合い、唐箕で選別した。唐箕から黒ごまが出てくると、色合いや粒の大きさなどをチェック。品質によって「特A」「A」「B」など6段階に等級分けした。
松岡さんは「組合員の黒ごまに対する手入れが良い。国産ごまが少ない中、これだけ上品質の黒ごまをいただけ、ありがたい」と笑顔。今年初めて、黒ごまの生産に取り組んだ市島町の「十市営農組合」(上田幸男組合長)の河内雅治さん(72)=同町上竹田=は、「手探りでの栽培だったが、組合で140㌔ほど収穫できた。良い品質に仕上がった」と話していた。
芦田組合長によると、今年の組合員は65人で、栽培面積は約6㌶。「栽培技術を高め、収量を伸ばした人もいる。機械化を進め、栽培面積を10㌶に広げ、10㌧の収量をめざす」と話していた。
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