兵庫陶芸美術館(篠山市今田町上立杭、079・597・3961)で特別展「セラミックス・ジャパン―陶磁器でたどる日本のモダン」が開かれている。明治時代から第二次世界大戦までの約70年間にデザインされた食器をはじめとした幅広い用途の陶磁器約160点を紹介。明治・大正・昭和の「レトロでモダン」な魅力あふれる様々なデザインを楽しめる。11月27日まで。月曜休館。
同特別展では、東京・帝国ホテル新館を設計したアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライト(1867―1959年)がデザインし、日本陶器が制作した、赤や水色などの水玉模様があしらわれた同ホテルの洋食器をはじめ、食器以外にも各地の陶磁器試験所などで製作された香水瓶や照明器具、タイルやブロックなど幅広い用途の製品を展示し、来場者の興味を引いている。
↧