8月23、24の両日、氷上町成松市街地で「成松愛宕祭り」が開かれる。300年以上の歴史をもつ伝統の「造り物」の奉納、24日には夜空を焦がす4000発の花火大会などが予定されている。
町内会らがつくる15点の造り物の展示は23日午前10時から。スタンプラリー(同日午後1時受付、先着150人)もある。
関西大学と同大学院の学生院生でつくる「ATACOM」は、「空き容器一式」で挑む。大学から空き缶など段ボール箱6箱分を運んだほか、成松の家々をたずね歩き、缶や瓶を提供してもらった。最大24人が17日からひかみ成松交流館で合宿し、制作に励んでいる。
今年のテーマは「造り物の可能性」。展示ガレージを飛び出す「可搬式」の作品を作る。造り物に携わって4年目になるリーダーの阪井勇樹さん(23)=同大学院建築分野1回生=は、「動かせる作品で、あっと言わせたい」と話している。
花火大会は24日午後7時半から。3カ所で、動画で生中継する。また午後7時からFM805たんばが出張サテライトスタジオから放送する。
23日は青少年健全育成パレードと演奏会、丹波市音頭の練り込み。露店は24日、180店が出店する。愛宕神社前の軽トラ市は24日午後3時から。中央小学校グラウンドでは盆踊り(両日)、24日にはステージイベント、成松ロイヤルクラブの輪投げなどを予定。
同祭り実行委員会(0795・88・6100)。
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