国重要伝統的建造物群保存地区の篠山市河原町の妻入商家群などを会場に、9月19日から27日(24日以外)、「アーティストエキシビジョン篠山―ギャラリースタイル2015」が開かれる。市内外の作家らが町家をギャラリーに、趣向を凝らした作品展示を行うほか、篠山発の新しい陶器ブランド「丹波陶磁」やコンセプト「こまめ」などを提案する展示も。村雲小学校児童らの作品も展示されるなど、伝統的なまちなみが多彩な芸術作品でにぎわう。
2009年から2年に一度、「丹波篠山・まちなみアートフェスティバル」を開催している実行委員会が主催。町家約10軒がアート会場になる。
「丹波陶磁」は、篠山に移住して創作活動に励む陶芸家3人が企画。普段の創作では毛色が違っても、「白い器」など共通のコンセプトを持って作品を創作するなど新しいブランドとして売り出していきたい考え。「丹波陶磁」のタイトルで展示するのは今回が初めてとなる。
また「こまめ」は、ものづくりの感覚としての小まめと、篠山の特産・黒大豆のマメを掛け合わせたもので、煮豆などを盛る小さな器の総称としてさまざまな作家の器を展示。また、手のひらサイズの小さな作品を「こまめアート」として絵画なども展示し、篠山発のコンセプトを提案する。
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