写真・歴史美術館で開かれている写真展「なつかしい篠山の風景」=兵庫県篠山市呉服町で
篠山市立歴史美術館(兵庫県篠山市呉服町)で、昭和の篠山を写した写真展「なつかしい篠山の風景展」が開かれている。城下町で人目を引くゾウやお堀に浮かべられたボート、多くの人でにぎわうデカンショ祭など往時の記憶を呼び覚ます写真がずらり。知っている人には懐かしく、知らない人には新鮮な篠山の姿が切り取られている。5月20日まで。
かつて河原町にあったムロヤ写真展が所蔵していた昭和30―60年代の写真38点を展示。商店街の年末の風物詩「誓文払い」にやってきたサーカスのゾウ(昭和35年)や、来篠された皇太子妃(当時)美智子様が特産品の展示をご覧になっている様子(昭和63年)などのほか、青年会が主催したヘリコプターの遊覧飛行(昭和37年)など、昭和の篠山を伝える貴重な写真が並ぶ。
また、保育園で行われたクリスマス会や小学校と思われる学芸会の様子を撮影した写真があるものの、年代も撮影場所も不明で、同施設は、「どういう写真かわかる人は情報を」と呼び掛けている。
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