今月下旬は夏野菜の育苗管理と、ハウスでは水菜の出荷が再開。ブルーベリーの剪定作業も続くし、子どもたちの春休みに休みは取れない。だから一足先に春休みを頂きました!
温泉旅行が父ちゃんにとっては唯一の休みとなっており、今回は和歌山。温泉マニアの父ちゃんの希望で今回は宿の温泉以外に、日本最古の公衆浴で世界遺産にもなっている湯の峰温泉という小さな温泉地の川沿いにある「つぼ湯」にも入った。底から隆々と湯が湧き、日に7回も色が変化するという硫黄香の強い湯。大人3人で満員状態の所を家族4人のすしづめ詰め入浴で大笑い。
ひなびた温泉地で、地味に温泉卵を作ったり、近くの熊野古道を散策し、宿では持参した将棋を何戦も。翌日は海際の宿で海の幸を堪能。近くの小さい山を登り、遠く太平洋を望む。パンダの赤ちゃんより、道の駅と温泉が好きといううちの面々は、湯あたりする直前まで温泉を満喫し、道の駅では梅関連の商品の多さに驚愕し、旬の野菜を見ては「やっぱり丹波より暖かい」と感心する。チビタに至っては物産店では柑橘系を、煎餅屋さんでは見知らぬお爺ちゃんと仲良く連れ添い試食を食べ放題する満腹旅行と相成った。
もちろん母ちゃんは隙間を縫うが如く寝た。例え「居眠りおばさん」と呼ばれても頭痛するほど寝させて頂いた。お陰で丹波に帰ったら「やっぱり家でゴソゴソ動いてる方が楽、便秘もならへんし」なんて間抜けな一言も出る始末。
(古谷暁子・ブルーベリー農家)
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